USオープン1回戦
大坂なおみ VS 土居美咲

TEAM自由が丘を卒業し、3つのWTAタイトルを勝利した土居美咲選手と日本人No.1選手、本大会第4シードの大坂なおみ選手は、ニューヨーク市フラッシング・メドゥのセンターコートであるアーサー・アッシュ・スタジアムにおいて、無観客試合ながら、1回戦が行われました。

1990年代では珍しくなかったグランドスラム大会における日本女子選手対決が14年ぶりに行われました。
大坂なおみ選手と土居美咲選手の過去の対戦では、2016年 東レパンパシフィックで、当時は土居選手の方がランキングが上でしたが、結果は大坂選手が、6-4, 6-4で勝利しました。
その後、誰もがよく知っていると思いますが、2018年では全米オープン、2019年の全豪オープンとグランドスラムを連続で優勝を遂げています。

今回の対戦では、土居選手が大坂選手と真っ向から勝負をかけたものの、ファーストセットでは、大坂選手がアンフォースとエラーも少なくパワーで勝り、土居選手を圧倒しました。
セカンドセットに入って、多彩なショットとサウスポーから繰り出す豪快なフォアハンドで大坂選手のミスを誘い、競り合いを制し、第2セットを取り、セットオールに持ち込みました。
第3セットに入ると、大坂選手は集中力を高め、ショットの威力と正確さを武器に、この日本人対決を制しました。

私は、この対決以降、以前からTEAM自由が丘を支えている人達から「土居選手は惜しかったね。頑張ったね。」という声をもらい、改めてTEAM自由が丘が皆様から支えられている事に、感謝と共に深く感銘を受け、大変嬉しく思いました。

USオープン女子シングルス1回戦

大坂なおみ(日清食品)
6–2, 5-7, 6-2
土居美咲(ミキハウス)

土居美咲選手

土居美咲選手
(リバティヒルクラブの屋上テニスコートにて)

栗山雅則プロフィール写真

Profile

リバティヒルクラブやクリヤマスポーツプロモーションズ等、スポーツ関連事業の運営を行うリバティヒルグループの代表。
また、(公社)日本プロテニス協会常務理事等を歴任。(公社)日本テニス事業協会副会長、自由が丘商店街振興組合財務部長、NPO法人サンクスネイチャーバスを走らす会会長等を務める。