松山英樹がマスターズ優勝。
日本男子初のメジャー制覇。

4月11日(日)に、オーガスタナショナルゴルフクラブ(アメリカ・ジョージア州)で開催されたマスターズトーナメントで、松山英樹が見事優勝を果たしました。
日本人初そしてアジア勢としても初となるマスターズの優勝は、日本男子初のメジャー制覇という快挙でもあります。

マスターズで初優勝を果たした松山英樹

マスターズで初優勝を果たした松山英樹
(Augusta National Golf Clubより)

今大会では、松山英樹選手の学生時代の2学年後輩の早藤将太キャディも脚光を浴びました。
優勝直後、18番ホールのフラッグを取った後、ピンをカップに戻す際に、コースに一礼した行動が、アメリカだけでなく、世界中から称賛の嵐となりました。
日本では珍しくありませんが、日本人の礼儀正しさが感動を与えた瞬間でもありました。

松山英樹選手と早藤将太キャディ

早藤将太キャディ(左)と
松山英樹選手(右)
(Augusta National Golf Clubより)

このオーガスタナショナルゴルフクラブは、1932年、ボビー・ジョーンズとゴルフコース設計家アリスター・マッケンジーとの設計によってオープンしたコースです。
リバティヒルクラブのドライビングレンジには、オーガスタナショナルゴルフクラブの12番ホール『ゴールデン・ベル(レンギョウ)』を模した壁紙が貼ってあります。
世界の名門コースでプレーしているかの様な雰囲気で、ゴルフを楽しんで頂きたいという配慮です。
因みに、難ホールの11・12・13番は、「アーメンコーナー」と呼ばれています。

ゴルフの4大メジャー大会は、全英オープン(The Open)・全米オープン・全米プロゴルフ選手権・マスターズトーナメントがあります。
また、テニスの4大大会(グランドスラム)は、全豪オープン・全仏オープン・全英オープン(ウィンブルドン)・全米オープンがあります。

松山英樹がマスターズに初出場したのは2011年ですが、その後、スポーツ界では、松山英樹と錦織圭のどちらが先に4大大会で優勝するかが話題になっていました。
2014年に全米オープンで決勝進出した錦織圭は、チリッチに敗れ、惜しくも4大大会制覇を逃しました。2018年にも、ジョコビッチに決勝進出を阻まれています。

錦織圭

2018年全米オープンにて、
ジョコビッチに敗れ4年ぶりの決勝進出を逃した錦織圭選手
(日本テニス協会より)

一方、日本女子選手に目を向けてみますと、ゴルフでは、1977年に全米女子ゴルフ選手権を制した樋口久子に続き、渋野日向子が2019年にAIG全英女子オープンにて日本人2人目となる女子メジャーを果たしています。

渋野日向子

2019年AIG全英女子オープンで
優勝した渋野日向子選手
(aigwomensopenより)

また、テニスでは、大坂なおみが2018年全米オープンにて、グランドスラム初優勝を果たし、これまでに4回優勝しています。

大坂なおみ

2018年全米オープン初優勝の
大坂なおみ選手
(日本テニス協会より)

この様に、日本女子のアスリートは、世界的にもかなり強いと思います。
2021年、東京オリンピック・パラリンピックでは、ますます日本人選手の活躍を期待しています。

栗山雅則プロフィール写真

Profile

リバティヒルクラブやクリヤマスポーツプロモーションズ等、スポーツ関連事業の運営を行うリバティヒルグループの代表。
また、(公社)日本プロテニス協会常務理事等を歴任。(公社)日本テニス事業協会副会長、自由が丘商店街振興組合財務部長、NPO法人サンクスネイチャーバスを走らす会会長等を務める。