大浦天主堂とグラバー園
5月2日(水)に、長崎の大浦天主堂とグラバー園を観光で訪れました。
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「大浦天主堂」は、日本が世界文化遺産に推薦していた「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一つです。
折しも、5月4日(金)に、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について、「国際記念物遺跡会議(イコモス)」が、「国連教育科学文化機関(ユネスコ)」に「登録が適当」と勧告しました(文化庁発表)。

長崎・大浦天主堂
「大浦天主堂」は、幕末の開国後の1864年に、長崎居留地外国人の為に建てられ、翌年の1865年から公開されたもので、現存する国内最古のキリスト教会です。
江戸時代、キリスト教は弾圧され、神父・信者に対して処刑等が行われていました。
ところが、「大浦天主堂」が建立されると、潜伏していたキリシタンが訪れ、神父に密かに自分がキリシタンである事を告白したとされています。
『禁教期にも関わらず、密に信仰を継続した潜伏キリシタンの独特の文化的伝統の証拠』として、普遍的価値があると評価されたようです。
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「グラバー園」の中にあるフレデリック・リンガー邸の庭内には、明治初期、日本最初のテニスコートが作られたことで知られています。

グラバー園内に設置されているプレート
一方、横浜の「山手公園」の中にも、明治11年に日本初のローンテニスコートが造られたとされています。
さて、長崎の「グラバー園」と横浜の「山手公園」、どちらが最初のテニスコートなのでしょうか。興味の尽きないところです。