リバティヒルクラブのSDGsの取り組み

元々、リバティヒルクラブは、2000年にオープンしましたが、その前から、21世紀に環境・健康等に対して企業あるいはスポーツクラブとして、どう取り組むべきかと考えておりました。
昨今、「SDGsとは何か」から始まって、テレビや雑誌のみならず、様々なメディアで、「SDGsにどう取り組むべきか」という事が議論されています。
このSDGsは、多岐にわたり目標が設定されており、我々も更により高い目標に向かって邁進出来る様、日々頑張って参ります。

遅ればせながら、リバティヒルクラブも、2015年の国連サミットで採択された持続可能な開発目標に対して、以下の取り組みを行っている事を皆様に、知って頂ければと思います。

SDGs(Sustainable Development Goals)は、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発の為の2030アジェンダ」にて掲げられた2016年から2030年までの国際目標です。
SDGsは、17の目標と169のターゲットから構成され、2030年までにこれらの目標を達成する為に、企業の参画・貢献が求められています。
リバティヒルクラブは、2000年の設立に掲げた企業理念を通じて、特にここ数年の取り組みでは、SDGsの7つの目標の実現に向けて活動しています。

SDGs03

「クラブライフ」を通じて、
心身共に健康で豊かな生活を。

①スポーツを通じた、健康的な身体づくり

●週120以上の多彩なフィットネスプログラムを通じて、メンバーの皆様と共に、運動習慣化による健康づくりを推進しています。
●テニスレッスンやゴルフレッスンを通じて、生涯スポーツを推進し、健康寿命を延ばす取り組みを行っています。
*当クラブのテニスコーチは、グループ企業が運営するJITC(自由ガ丘インターナショナルテニスカレッジ)から派遣されています。
●2000年のオープン当初から取り組んでいるパーソナルトレーニングを通じて、安全で効果的な運動指導や、健康管理のアドバイスを行っています。

テニスレッスン

テニス プライベートレッスン

一般開放「オープンデイフェスティバル」でのスペシャルレッスン

一般開放「オープンデイフェスティバル」でのスペシャルレッスン

②健康志向のフレンチレストラン『ソルフェージュ』

オーガニック野菜を中心とした料理を通じて、スポーツクラブに相応しい健康的な食生活の提案をしています。
オーガニックなナチュラルワインや、自家製のノンアルコール・カクテルも取り揃えています。
③リラクゼーションスパ『タッチスパ』での身体のケア
『タッチスパ』では、アロマセラピーやフェイシャル等のリラクゼーションの他に、鍼・整体等の治療系の施術を行っています。
④スポーツ文化を、地域住民の方々に。
2000年の設立以来、地域密着型のスポーツクラブとして、皆様からご賛同頂いております。
その一環として、会員以外の一般の方にもクラブを一日開放し、当日限定のスペシャルレッスンを通じて、スポーツ文化を広める活動を行いました。

SDGs04

人生100歳時代到来!
トップレベルの講師による
カルチャークラス。

①一般の方も受講出来る、充実の11講座

メンバーだけでなく、一般の方も受講する事が出来ます。
人生100歳時代を視野に入れ、気の合う仲間と楽しみながら学ぶ、生涯教育としても取り組んでいます。

カルチャークラス「バレエ」

カルチャークラス「バレエ」

カルチャークラス「書道教室入門」

カルチャークラス「書道教室入門」

②社員自身が設定した目標に向かって、スキルアップを図る

人事評価制度では、目標を社員自身が設定し、その成果を評価する独自のシステムを導入しています。
また、接客応対に必要な、笑顔・挨拶・言葉遣い等の業務上のスキルアップだけでなく、コミュニケーション能力の向上を図る為に、社内研修を行っています。
社会人としての社会性や、人間形成の向上を図る目的で、社外の技術研修も活用しています。

③若手テニスプレーヤーを発掘・育成し、世界へ!

 『TEAM自由が丘』の活動に協力
自由が丘から世界で活躍出来る若手テニスプレーヤーを発掘・育成している『TEAM自由が丘』に賛同しています。
当クラブのスカラシップ制度により、支援選手は、当クラブの施設を利用する事が出来ます。

SDGs06

節水を通じて、
貴重な水資源の保全に繋げる。

①節水器具で、水の使用量削減

浴室のシャワールームに設置しているシャワーを、節水機能付きシャワーヘッドに交換する等、館内殆どの水栓機器に節水器具を取り付けています。
節水器具を取り付けた後の2019年は、2018年と比較し、約12%の使用量削減を実現しています。

②トイレ用擬音装置で、プライバシーと節水を両立

オープン当初から、『音姫』(トイレ用擬音装置)を1階と2階の女性トイレに設置し、プライバシーを守る消音効果と、水の無駄使いを減らす節水効果を図っています。
1回の使用で、約4.8ℓ(大)、3.6ℓ(小)、約3.4ℓ(エコ小)の節水効果が得られます。

SDGs07

省エネルギーを考慮した、
設備機器の更新。
ファシリティマネジメント課
による施設管理。

①『全熱交換器』による換気の省エネルギー化

排気と給気の熱を交換し、効率的に換気する『全熱交換器』を、2000年のオープン当初より、館内の多くのエリアに設置し、省エネルギー化を図っています。

②電気設備の更新による省電力化(LED照明と空調設備機器の更新)

●照明のLED化
2010年から2011年にて、館内外の照明のほとんどをLED照明に交換しています。

館内外の照明をLED化

館内外の照明をLED化

●インバーター空調機器
空調機器も効率の良いインバーター機器に更新する事により、省電力に取り組んでいます。その結果、電気使用量は、2019年では、2009年と比較し、約27%削減を実現しています。

③空調設備のメンテナンスや細かな温度調整

自社に施設管理部門(FM課=ファシリティマネジメント課)を有しており、日常管理(温度調整、点検等)と定期管理(点検、洗浄等のメンテナンス)を行っています。
空調機器の能力を保持し、地球に優しい省電力化を進めています。

SDGs08

ホスピタリティ溢れる仕事を
目指し、スタッフも企業も成長中。

①経済産業省創設
おもてなし規格認証 最高位「紫認証」

当クラブは、2019年に、経済産業省創設のおもてなし規格認証の最高位『紫認証』を覆面調査等の結果、取得致しました。スポーツクラブ業界では、当クラブだけが『紫認証』を取得しています。(2021年6月現在)
接客応対だけでなく、清掃・施設管理に至るまで、お客様に期待以上の満足を提供する取り組みを通じ、仕事へのモチベーションアップにも繋がります。

②スタッフも施設を活用して、健康的に

福利厚生の一つとして、スタッフも施設を空いている時間帯に利用出来る制度を設けています。
スタッフ一人ひとりが健康管理を行うと共に、施設やサービスを深く理解し、更なる品質向上に繋げています。

おもてなし規格認証「紫認証」認定証

おもてなし規格認証「紫認証」認定証

SDGs11

水害や地震に強い立地・建物を
生かした災害時の対策。

①災害(水害・地震等)に強い立地・建物

リバティヒルクラブは高台にあり、水害の可能性が低い立地です。
ハザードマップ上も、浸水エリアに該当しておりません。
地盤も固く、建物も耐震性能を備えた構造設計です。
災害時には、建物・駐車場を、一時的な避難場所として提供する事が出来ます。

耐震性能を備えた構造設計

耐震性能を備えた構造設計

②災害時の対策

●水の提供
当クラブ内には、プール(175㎥)、受水槽(34㎥)があり、断水時等の非常時には、用途に応じて、水の提供が出来ます。
●トイレの提供
2000年のオープン当初より、普通のトイレに加え、バリアフリートイレを設置しています。
プールの水や浴槽水を利用して、断水時にも、暫くトイレを使用出来ます。

非常時に水の使用が可能なプール

非常時に水の使用が可能なプール

③廃棄物の管理

「可燃物=紙等」「産業廃棄物(不燃物=プラ・金属・陶器等)」「カン・ビン」「ペットボトル」「ダンボール」の分別を行っています。
これは、館内をご利用されるお客様にもご協力を頂いております。
また、産業廃棄物と粗大ごみに関しては、マニフェスト(最終処分までを証明する伝票)が発行されており、適正に処分を行っています。

SDGs13

心地良さを追求しながら
無駄をなくし、
環境負荷低減を図る。

①タオルの使用量の削減

当クラブで常備しているフェイスタオルやバスタオルの使用枚数を必要最低限に制限する為、ロッカールームにポスターを掲示し、また、会報誌に記事を掲載する等、メンバーの皆様にご協力をお願いしています。

②駐輪場の整備・自転車での来館の促進

環境に優しい自転車での来館を推進する為、駐輪場を整備しています。
また、自転車に貼付する当クラブのオリジナルステッカーを用意し、防犯等を兼ねて、自転車での来館を促進しています。

③植栽によるCO2の削減

敷地内に可能な限りの植栽スペースを設け、樹木を中心に植栽・管理を行っています。また、館内各所にも大型の観葉植物を設置しています。
これらの植物が空気中のCO2を吸収・固定化する事で、地球温暖化防止に役立てています。

目黒通り沿いの植栽

目黒通り沿いの植栽

栗山雅則プロフィール写真

Profile

リバティヒルクラブやクリヤマスポーツプロモーションズ等、スポーツ関連事業の運営を行うリバティヒルグループの代表。
また、(公社)日本プロテニス協会常務理事等を歴任。(公社)日本テニス事業協会副会長、自由が丘商店街振興組合財務部長、NPO法人サンクスネイチャーバスを走らす会会長等を務める。